地質調査

地質分野では、サイドスキャンソナーを使用した高精度の海底面状況(底質)調査、チャープ式音波探査機等を使用した海底地質の調査、ピストンコアラ―等の採泥機器による海底堆積物の採取等、海域での地質調査等についてお客様の様々なニーズに応じて実施いたします。

磁気探査

海上探査

海上探査は港湾整備工事、浚渫工事に伴い、機雷・爆弾等の残存危険物の存在が予想される海域では、安全性を確保するため、工事に先立ちこれらを調査し、除去しなければなりません。また、海底ケーブルや海底埋設管の調査も同様に行います。
探査方法は、小型船に取り付けて行う探査や、潜水士による簡易探査、調査台船から出る木枠に探査計を搭載した曳航探査があります。


海上探査状況

潜水探査

潜水探査は、海上探査で検出された磁気異常点に対して、潜水士が磁気異常を示す危険物の確認を行います。


潜水探査状況

地層探査

用途

  • 藻場形成の条件となる岩礁域の分布状況調査
  • ケーブルルート調査等における層厚等の地質調査
  • 工学的基盤までの深度等、風力発電施設設置検討に必要な地質データ
表層探査

チャープ式音波探査機を用いて、水底下数十センチメートル程度のごく表層の堆積物の状態を、分解能数センチメートルで明らかにします。
必要に応じてコア採取・処理,土質試験,化学分析を併用します。

●航路維持
・埋没の検討
・浚渫土量の算定や工法の選定

●水底質環境保全
・底棲生物の生息場の評価  
・溶出源となる底泥の状態把握
・濁りの発生源の把握

浅層探査

チャープ式音波探査機・スパーカーを用いて、水底下数メートルから100メートル程度の浅層の堆積物・地層の状態を分解能10センチメートルから1メートル程度で明らかにします。
コア採取・処理,土質試験,力学試験,原位置力学試験を併用します。

●ダム管理
・堆砂量や堆砂分布の把握

●構造物の海底設置
・港湾構造物や海洋プラットフォームなどの設置にかかる地盤の土質工学的評価
・海底パイプライン・ケーブルの埋設可否や設置にかかる地盤の土質工学的評価  

●防災
・海底活断層の分布解析や活動性の評価
・海底地滑り域の把握

●学術調査  
・地歴(地史)の解明
・過去の水域環境反動の解明


こんなお悩みありませんか?

岩礁域(あるいは砂地)の分布範囲を知りたい。

当社が解決します

岩礁域の分布範囲を明示し、藻場の形成について検討いたします。

海底ケーブルの埋設が可能か知りたい。

砂の層厚を計測し、海底ケーブルが埋設できるか検討します。

洋上風力発電施設の設置の可否について、地質的な側面について判断したい。

工学的基盤層までの地質構造を明らかにし、洋上風力発電施設の設置のについて提案します。


業務実績

令和4年度

発注元 業務名
国土交通省 東北地方整備局 相馬港被災調査
国土交通省 東北地方整備局 八戸港河原木地区岸壁(-14m)現況調査
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 河川堆積物試料の粒度分析作業


令和3年度

発注元 業務名
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 河口域底質試料の粒度分析業務
経済産業省 資源エネルギー庁 令和3年度補正再生可能エネルギー大量導入に向けた次世代型ネットワーク構築加速化事業 (長距離海底直流送電システム実用化に向けた実地調査のうち海洋調査)

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