生物生態研究所

ごあいさつ

生物生態研究所所長 谷口 旭

 海に囲まれたわが国の沿岸域には、白砂青松とうたわれる海浜、生物相が豊かな湿地、無数の海洋生物が集まる干潟等があります。海中には、密生した海藻やアマモの林、波に洗われる砂質海底、静穏な内湾の泥質海底等があり、それぞれにふさわしい生物群集を宿しています。ノリやワカメ、ハマチやタイ等の養殖場もあります。このように、海は多彩な自然環境と豊かな海の幸をもたらしてくれます。同時に、沿岸域は活発な社会経済活動の場でもあります。小規模な漁港から大規模な商工業港湾、海浜公園や街、工業団地、高速道路、鉄道、あるいは海底トンネルや長大な橋梁等々があり、さまざまな側面で市民生活を支えています。こうした多様な環境と社会的な仕組みの調和は、SDGs社会の基盤です。その実現には注意深い保全と賢い開発のバランスが必要であり、そこに私どもの生物生態研究所が貢献できる余地があると考えています。

当社で分析した動植物プランクトン、底生生物、魚介類、海藻草類をWEB図鑑としてまとめました。