生物生態研究所通信Ⅱ

水辺の今昔

 人々に親しまれた東京の河川や海辺は明治以降の産業化とともに失われました。この間の環境や水質の変遷とその経緯、それらの調査や保全にかかわった人々について知りたいと思いました。途中で、水質を測ることになったのはなぜか、どんな方法によったのかなどに興味が広がり、明治初期のお雇い外国人、さらに江戸時代中期の蘭学などにまで話が広がることになりますが、しばしお付き合い頂ければ幸いです。

石丸 隆